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ニュースリリース

森トラストグループ 2022年3月期業績報告

  • 会社情報

森トラスト株式会社、森トラスト・ビルマネジメント株式会社、森トラスト・ホテルズ&リゾーツ株式会社など、森トラストグループ36社(森トラスト、連結対象子会社32社、持分法適用関連会社3社)の2022年3月期の連結業績をお知らせします。

[森トラストグループ 連結業績] (2021年4月1日~2022年3月31日)

  • 2022年3月期は、営業収益2,588億円(前期比:2.9%増)、営業利益628億円(前期比:7.9%増)となりました。米国サンノゼのオフィスビルの売却や赤坂見附MTビル営業終了による賃貸収益の剥落があったものの、ホテル関係事業が2021年3月期と比べ、国内旅行の需要が回復し稼働率が上昇したほか、2020年に開業した3ホテルの通期稼働、マンション分譲を中心とした不動産販売事業の好調な推移により、営業収益、営業利益ともに増収増益となりました。
  • 経常利益は693億円(前期比:15.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は403億円(前期比:13.6%増)と、増益となりました。
  • 2023年3月期の予測では、営業収益2,610億円(前期比:0.8%増)、営業利益600億円(前期比:4.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益が410億円(前期比:1.7%増)となる見込みです。

2022年3 月期の業績ハイライト

  • 「賃貸関係事業」は、2020年3月に竣工した「神谷町トラストタワー」の通期稼働率の向上がありましたが、米国サンノゼのオフィス売却や、赤坂見附MTビル営業終了に伴う賃貸収益の剥落により、前期比1.6%減となる816億円の営業収益となりました。
  • 「ホテル関係事業」は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響は残るものの、既存ホテルの稼働率が回復したほか、2020年に開業した「ヒルトン沖縄瀬底リゾート」、「JWマリオット・ホテル奈良」、「東京エディション虎ノ門」の3ホテルの通期寄与を受け、前期比31.1%増となる294億円の営業収益となりました。
  • 「不動産販売事業」は、オフィスやマンションの分譲が堅調に推移したことが寄与し、前期比1.1%増となる1,263億円の営業収益を計上し、「その他事業」は前期比1.9%増となる215億円の営業収益となりました。

上記の結果、営業収益は2,588億円、営業利益は628億円となり、親会社株主に帰属する当期純利益は403億円となりました。また、中長期ビジョン「Advance2027」で定めた、営業収益2,300億円、営業利益550億円という最終年度の数値目標を、2020年3月期、2021年3月期に続き3期連続で達成いたしました。

2023年3月期の業績予測

  • 「賃貸関係事業」は、米国不動産売買によるポートフォリオの入れ替えに伴う収益減や、既存オフィスビルの一部稼働率低下などもあり、減収となる800億円の営業収益を見込んでいます。
  • 「ホテル関係事業」は、新型コロナウイルス感染拡大に対する制限緩和などにより、国内観光客を中心とした観光需要の回復が一段と進むことで、既存ホテルの稼働率のさらなる改善が見込まれ、2期連続増収となる360億円の営業収益を見込んでいます。
  • 「不動産販売事業」は引き続き住宅分譲事業が好調に推移することや、オフィスの分譲を見込んでいることなどにより1,300億円を、「その他事業」は150億円の営業収益をそれぞれ見込んでいます。

上記の結果、2023年3月期の業績は、営業収益は2,610億円、営業利益は600億円、親会社株主に帰属する当期純利益は410億円となる見込みです。

上記予測につきましては、新型コロナウイルス感染症の収束状況やそれに伴う経済活動再開後の見通しが困難な中、現時点で可能な範囲で算出しております。なお、今後の新型コロナウイルス感染症の収束時期などにより、実際の業績は変動する可能性があります。

本資料に記載の業績予測は、本資料の発表日現在において入手可能な情報から得られた判断に基づいています。実際の業績は、今後の様々な要因によって異なる結果となる可能性があります。

森トラストグループの財務状況の推移

自己資本および自己資本比率の推移

2022年3月期においては、自己資本4,848億円、自己資本比率41.6%となりました。

事業トピック

不動産事業

東京都心部のプロジェクト「東京ワールドゲート赤坂」では、2024年の開業に向けて順調に開発を進めています。また、神谷町の「東京ワールドゲート」では、2022年1月に「TOKYO WORLD GATE CoCo Lounge」を開業し、ワーカーの多様な働き方の実現に取り組んでいます。昨年には新たなオフィスビジョン「DESTINATION OFFICE」を始動しました。ワーカーを惹きつけるオフィスの実現をサポートし、エンゲージメントやコミュニケーションの質の向上に貢献することを目指しています。さらに、中長期ビジョン「Advance2027」で掲げた重点戦略である最大 2,000 億円規模の海外投資も展開しており、新たに米国バージニア州北部の物件を取得しました。

東京ワールドゲート赤坂 / 赤坂トラストタワー

街区コンセプト「Next Destination ~もう一度、街で会おう~」のもと、ニューノーマルのその先の未来で多様な人々が再び出会い、交流するための目的地となる街の実現を目指し開発を推進しています。

敷地面積約15,750㎡
延床面積約220,000㎡(既存建物含む)
階数地上43階、地下3階
所在地東京都港区赤坂二丁目1712番1他(地番)
主要用途オフィス、ホテル、サービスアパートメント、店舗、クリニック、歴史文化発信施設など

東京ワールドゲート 神谷町トラストタワーに 「TOKYO WORLD GATE CoCo Lounge」 開業

地域に開放されたラウンジや自然を感じながら働くことができる水辺テラスなどが整備されたクリエイティブラウンジとして「TOKYO WORLD GATE CoCo Lounge」を 2022年1月17日に開業しました。多様な人々が集い、創造性を高めあうことで新たなイノベーション実現の拠点となることを目指しています。

オフィスビジョン 「DESTINATION OFFICE」

エンゲージメントやコミュニケーションの質の向上に貢献することを目指し、オフィスづくりの自由度を高め、ワーカーを惹きつけるオフィスの実現をサポートするべく、昨年新オフィスビジョン「DESTINATION OFFICE」を策定しました。

Webサイト:https://www.mori-trust.co.jp/destinationoffice/

米国バージニア州北部における不動産取得

米国子会社の森アメリカ社(MORI America LLC)を通じ、米国バージニア州北部に所在するオフィスビル2棟を2022年3月に取得しました。 本物件は、テック企業や国防関係企業が集積し、鉄道の駅が新設予定など今後一層の発展が見込まれるエリアに立地しています。2棟いずれも満室稼働であることから、安定的な不動産資産として運用を行います。

物件名2235 Monroe Street2235 Monroe Street
所在地2235 Monroe Street, Herndon, VA2245 Monroe Street, Herndon, VA
敷地面積115,310 ㎡(28.49 ac)
建物賃貸14,991 ㎡ (161,359 sq. ft)15,083 ㎡ (162,357 sq. ft)
可能面積合計 30,074 ㎡(323,716 sq. ft )
階数地上6階地上6階
用途オフィス、駐車場(1,119台)

ホテル&リゾート事業

森トラストグループの中核事業であるホテル&リゾート事業では、2022年3月時点で日本全国に27のホテル施設を展開しているほか、東京都心部で2件、地方で13件の新規ホテル計画を推進しています。

「ラグジュアリー・デスティネーション・ネットワーク」構想のもと、インバウンド需要の受け皿拡大や旅行者一人当たりの消費単価向上を見据えた取り組みを推進していくなど、国内外の旅行者に日本各地の魅力ある観光資源を活かした快適な滞在を提供しています。

※ 「ラグジュアリー・デスティネーション・ネットワーク」構想:日本各地の魅力あふれる都市やリゾート地におけるラグジュアリーホテル開発を通じ、日本に「ラグジュアリー・デスティネーション・ネットワーク」を創造し、日本の観光先進国化に貢献する、という森トラストグループの事業ビジョン。

【参考】 「ザ・ビーチリゾート瀬底・ヒルトンクラブ」 竣工

当社が沖縄瀬底島にて開発を進めてきた中長期滞在型のタイムシェア・リゾート施設が2021年 5 月に竣工しました。当施設はヒルトングランドバケーションズにより運営され、2021年10月に「ザ・ビーチリゾート瀬底・ヒルトンクラブ」として開業しました。

【参考】 今後開業予定のホテル

東京エディション銀座

周辺の世界的ハイブランドの顧客層との親和性が高く、トレンドセッターや富裕層をはじめとした世界の旅行者を呼び込み、銀座エリアの持続的な発展に貢献することを目指しています。

(仮称)奈良吉城園計画

奈良県の官民連携事業「吉城園周辺地区保存管理・活用事業」において推進中のプロジェクトです。歴史的建造物の保存や環境の保全に取り組むとともに、くつろぎの空間を創出することで、エリアの魅力をさらに高めることを目指しています。

新領域事業

既存事業の枠組みにとらわれない発想で新たな価値の創出を目指す中で、新領域の事業に取り組んでいます。

なかでも当社グループは、不動産事業とホテル&リゾート事業のノウハウを掛け合わせ、多様な働き方の提案と同時に観光需要を喚起するべく、ワーケーション事業を推進しています。加えて、ウェルネスの重要性にも着目し、2020年よりウェルネス事業を本格始動しています。ウェルネスを体験できる宿泊プランの提案や、「安心・安全」な空間の提供を引き続き推進し、ウェルネス社会の実現に貢献してまいります。 また、昨年は出張シェフマッチングプラットフォームサービス「PRIME CHEF」を事業譲受し、当社として初のマッチングプラットフォームビジネスへの参入となりました。「場所に縛られない」新たな事業やサービスにも取り組むことで、一人ひとりの充実したライフスタイルの実現を全方位的にサポートします。

「Workation+ Cottage KARUIZAWA」 開業

非日常な場所でのプロジェクト推進や研修など、セキュリティが保たれた空間における中長期ワーケーションへのニーズの高まりをとらえ、居住空間と専有ワークプレイスを併せ持つ一棟賃貸型ワーケーション施設を2021年9月に開業しました。1階部分にはビジネスに必要な設備とクリエイティビティを刺激する快適な環境を揃えた自社ブランドのワークプレイスを、2階には4つの居住空間を整備しており、中長期のワーケーション実施をサポートします。

所在地長野県北佐久郡軽井沢町大字長倉4339-54
敷地面積1,097,25㎡延床面積200.27㎡
階数地上2階建物定員10名

「Pure wellness room」 の販売

安心安全な空気環境への社会的関心の高まりをとらえ、2020年10月より7つの包括的なプロセスで室内環境を清浄化しクリアな状態を維持する「Pure wellness room」を販売しています。当社グループホテルへの導入も進めており、2022年3月期は新たに6施設80室に導入、これまでの導入実績は11施設127室となりました。

出張シェフマッチングプラットフォームサービス「PRIME CHEF」を事業譲受

2021年8月に株式会社オプトインキュベートから出張シェフマッチングプラットフォーム「PRIME CHEF」を事業譲受しました。出張料理ビジネス界においてトップクラスの認知度を誇る当事業は、個人や店舗で活動する出張料理人と家庭をつなぎ、これからの時代の特別な食体験を提供します。当事業を通じてマッチングプラットフォームビジネスへ参入することで、「場所に縛られない」新たな事業やサービスのあり方を模索してまいります。

サステナビリティへの取り組み

持続可能な社会の実現に向けた取り組みをさらに加速させるべく、当社グループは昨年、サステナビリティ推進ビジョンを策定しました。「まちづくりから みらいづくりへ」をスローガンに、サステナビリティ推進に向けた7つの重点テーマを定め、経済・環境・社会の共生を実現するためのアクションプランを掲げています。

株式会社Looopとの業務提携契約を締結

太陽光発電所の取得によって再生可能エネルギー事業を拡大するべく、再生可能エネルギーの開発から運営、販売までの全てを一気通貫で手掛ける、株式会社Looopと2022年1月に業務提携契約を締結しました。株式会社Looopと協働で太陽光発電所の取得を推進し、太陽光パネル等の機器の補修・交換などを通じて発電量の改善を行うことで、サステナビリティ推進ビジョンにおける使命の一つである「再生可能エネルギーの使用・普及、および安定的供給の拡大」に貢献します。

森トラストグループ 賃貸・運営施設

賃貸・運営施設(2022年3月31日時点)

  • ビル・住宅・商業施設:65棟
  • ホテル・リゾート施設:30ヶ所(客室数:約4,500室)

森トラストグループ 主な連結対象会社

森トラストグループ 持分法適用会社